臨死体験

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臨死体験と呼ばれている現象は、非常に体外離脱と重なる部分があります。臨死体験ではよく「暗いトンネルのようなところを抜けてお花畑のような天国のような場所出た」とか、「自分が身体の外におり、身体を自分の外から見ていた」など体外離脱とほぼ同じ現象を経験されるようです。またこの臨死体験によって「その後の人生観が根本的に変わった」あるいは「死後の世界を信じるようなった」など、経験者にとって非常に大きた人生のターニングポイントになるようです。

わたしの場合も、最初に体外離脱したときは、なぜか感情レベルではまさに「死んだ」と感じました。その後の体外離脱の経験から人生観が根本的に変わり、死後の世界を信じるというか知るようなりもなりました。またさまざまな霊界旅行を体験し、さまざまな意識体が存在するということも経験しました。(このHPではしばしば触れますが)チベット密教のお坊さんは体外離脱のことを二アデス(臨死)と呼んでもいます。

私は体外離脱の方法を多くの方々に教えているうちに、自分なりに臨死体験と体外離脱がなぜ同じような現象になるのかがはっきりわかってきましたのでそれをここでご紹介しましょう。通常覚醒しているときには、脳は幽体(魂)をいつも肉体に完全にとどめておくためにさまざまな機能を働かせています。なぜ脳が幽体(魂)を常時肉体に完全にとどめておくのかといえば、もしも通常の覚醒した意識で体外離脱を起こすとそれは謂わば仮想的な死(死後の世界)を体験する羽目になり、普通の人はその恐怖に耐えられないのです。誰でも死んだ人や得体の知れない霊体を見たいとは思わないはずです!人間の脳には見たくないものを見ないように制限する能力があるのです。

体外離脱の練習ではこの脳の機能を、逆に弱める訓練をすればよいということになります。瞑想で意識や自律神経を十分訓練することによって(脳の)「体脱しないように状態を保つ機能」を実際に弱めてしまうことが実は可能なのです。また臨死体験を経験した人は必ずといっていいほど生死の境を経験するような大病・事故などを体験しています。このような生死の境をさまような状態では、身体はひどい損傷を受けているため、脳は緊急事態ということで、生命維持に直接かかわらないような2次的な機能を弱めたり停止するようなのです。そのため通常であれば「体脱しないように状態を保つ機能」が停止状態になり、体外離脱の能力などが一時的に開放されるのです。

皆さん臨死体験と体外離脱が密接な関係にあることが理解できたでしょうか?